「〜人目」のパターン
「麦わらの一味」にメンバーが（正式に）加わった際に使われています。言うまでもないことですが‥、
１人目‥ゾロ
２人目‥ナミ
３人目‥ウソップ
４人目‥サンジ
（５人目‥チョッパー）
（６人目‥ロビン）
７人目‥フランキー
８人目‥ブルック
ですね。ビビやカルーも「仲間」には違いありませんが、
最終的に旅を共にしている、伝説が完成する時のメンバーを、
順に数えていると言えるのかな。
ゾロの「１人目」は、この先仲間がどんどん増えていくんだろうなぁ‥♪
と広がりや希望、この先のストーリーへのワクワク感を生み出しています。
ナミの「２人目」‥いいタイトルですよね。
アーロンの呪縛から解放され、ルフィとまっすぐ向き合い応えた時がナミの正式加入‥
でもあくまで順番は「予約」してあったという感じ。
素敵です。
ウソップの「３人目」はパターン的には似ていますが、
少しニュアンスは違う感じ。
それまでだって、ちゃんとした仲間でしたから。
でも、正式に「再」加入という意味でしょうね。
フランキーが加わった際にただ「７人目」だけだと、ウソップについてはうやむやな感じ。
やはり一時期彼は完全に一味から離脱していた、だけどちゃんと席は空けて待っていた、
そんなニュアンスも込めているのだと思います。
チョッパーやロビンに関しては、「〜人目」がありません。
だからといって、今彼らが正式メンバーでないわけないですよね。
物語の流れ上、より適したサブタイトルがあっただけ、
と個人的には理解しています。
チョッパーに関しては、どなたかの考察で、ビビの仲間入りがはっきりしない段階だったからでは？
という鋭いものに納得させられました。順番としてはビビが先に加わっているのに、
「５人目」が使われてしまったら、ビビは仲間にならないんだ、と先にネタばれしてしまうようなものですもんね。
ロビンの場合、仲間になってしばらくは、多くの読者が本当に彼女はちゃんとした一味になったの？
と疑問に思ったはず。元敵方、過去話もなく、一味全員が納得した感じでもない‥
と、加わり方が特殊でしたからね。
では、どのタイミングでロビンは完全に一味に加わったのか？を考えてみますと、
個人的には、司法の塔を前にしての宣戦布告＆心からの叫びの瞬間なのかなあ、と思っています。
ただ、その時点では物理的には囚われの身ということで、「６人目」を使うわけにはいきません。
彼女が解放された辺りでも、バスターコール直前という危機的状況にあり、
しかもルフィがその場にいなかったわけですから、そこでも「６人目」はふさわしくないですよね。
その後、勝利を収めて帰還するまでの間のどこかに入れられるか試してみても、
ここにこそ！という適当な場所が見つかりません。
そんな感じで、「６人目」は見送られた（ボツになった）のではないでしょうか。
ですから、今後も「５人目」や「６人目」というサブタイトルはまずありえないと思います。
もう彼らは５人目であり６人目なんですから。
一味が離散して、再集合が順次という感じなら、もしかしたらその際使われてもよかったかもしれませんが、
そうはならなかったですし、今後ウソップのように二人が離脱する可能性もまずないでしょう。
物理的に離れ離れになることが万が一あっても、心がつながっていればずっと一味であり、仲間なんです。
考察本とかでこの先船医として、考古学者として正式に加わった時に使われるだろうとか
予想している方もいるようですが、本気なのかなぁ？
まあ、私も「５人目」「６人目」が使われたらファンやめてもいい！とまでは言えないんですけどね。
