Dr.チョッパーの診断と治療
麦わらの一味に欠かせない名船医、チョッパー。ここでは、彼が海に出てからの医者としての働きを辿ってみることにします。
「話数」はチョッパーが患者を診た(と思われる)時点のものとしました。
冒険の性質上、戦闘による外傷への対処が多くなるのは必然。
傷がどんな状態か、治療はどうしたか、などを読み取るのは難しいですし、あくまで推測にすぎなくなるので、
「包帯を巻く」=ただ巻いただけではなく、的確な(応急)処置・治療を施してある、
という意味で使用したいと思います(「絆創膏を貼る」も同様です)。
話数 |
患者 |
症状・診断 |
処置・治療 |
解説 |
154 |
カルー |
凍結 |
毛布?で包めて温める。 |
問診で理由が判明、 でもビビの看護で十分とみたか、 彼が治療を行っているシーンはなし。 |
162 |
ルフィ |
メスカルサボテン摂取
による幻覚出現 |
麻酔による鎮静。 |
強硬手段も時には必要‥敵に用いるのは医道に反するのでしょうけど。 |
192 |
ウソップ |
全身の火傷や打撲、
骨折も? |
包帯を巻く。 |
これでもかというくらいに包帯をぐるぐる巻き。 実際は一概には言えないのですが、 作中の表現では、分かりやすく 包帯の量は外傷の程度に比例した感じでいいと思います。 |
199 |
ウソップ |
頭部打撲 |
手遅れ!? |
ナミの一撃は「後で死刑」執行するまでもなく、 致命傷だったみたい‥もちろんノリのような診断でしょうけど‥。 |
212 |
ルフィ
他一味 ビビも? |
ケガ |
包帯を巻く。 |
崩れるように倒れた後なので、彼による手当てではない可能性も。 この時ばかりはDr.ホウらが行ってくれたのかもしれません。 |
213 |
ルフィ |
ケガ
発熱 |
経過観察
ガーゼ交換など? |
調合中の薬はルフィへのものでしょうか。 ビビも看護を手伝ってくれました。 |
ゾロ |
ケガ |
経過観察 |
ダメ患者には厳しい注意も。完治までしっかりケアしています。 | |
226 |
ルフィ
ゾロ |
頭部、腕などのケガ |
消毒、絆創膏を貼る。 |
珍しく傷の消毒を行っているらしきシーンが。 一方的に派手にやられたイメージが強いのですが、 ケガは大したことなかったみたいですね。 相手にするまでもなかったという表現の一つなのかもしれません。 |
227 |
クリケット |
潜水病 |
ベッドで安静に。
タオルを当てる等の処置 |
無謀な潜水を繰り返した結果、持病と化してしまった潜水病に対して。 滅多にない珍しい症例にもかかわらず(恐らく診た経験もなし?)、 幅広く学んで得た知識のおかげで、落ち着いて手当てを行いました。 |
231〜 |
クリケット マシラ |
ケガ |
聴診
包帯を巻く。 |
べラミーらにやられた2人を診ているシーンが。 もちろんですが、ショウジョウも診たと思われます。 |
237 |
ウソップ |
海雲による窒息?
無呼吸 |
応急処置? |
どんな処置をしたのかは描かれていませんが、 すぐそばに居ましたし、船医の彼が助けたのは間違いないでしょう。 |
252 |
ガン・フォール
ピエール 本人 |
ケガ(刺傷+火傷など) |
包帯を巻く。 |
重傷のガン・フォールは寝かせて安静に、内服薬も処方しました。 消化管も少しやられていると診断し、流動食をサンジにお願い。 |
262 |
神兵 |
沼雲による窒息
無呼吸 |
用手胸壁圧迫による
異物除去 |
直接戦っていなかったとはいえ、ほぼ敵と思われる人物。 それでも、救える命を放っておけないのが彼の医道です。 |
300 |
ワイパー |
(主に右腕の?)骨折、
雷撃傷など |
包帯を巻く。 |
ゾロの依頼もあって、最優先で手当てを。 心配するアイサも安心させて、周りの心も救います。 |
ゾロ |
ケガ
雷撃傷など |
包帯を巻く。 |
サンジやガン・フォールの包帯も、改めて取り換えたかもしれません。 | |
本人 |
ケガ |
包帯を巻く。 |
実は、最初に処置されています。 本人が動けなきゃ、誰も救えないですもんね。 誰かがまずとにかく、と代わりに手当てしてくれたのかも。 |
|
304 |
ウソップ |
島に入ってはいけない病 |
− |
どんな病気をも治したいチョッパーですが、 これにはあっさりさじを投げました。 |
305 |
トンジット |
食あたり |
? |
「10年物のチーズ」を食べ、当然のようにダウンしたトンジットを診察。 素人でも明らかな診断は、ウソップにツッコまれました。 治療シーンもなくすぐに復活、本当に「胃袋の出来が違う」のかも!? |
305
306 |
シェリー |
ケガ(右前脚の銃創) |
弾の摘出、
包帯を巻く。 |
獣医としても頼りになるチョッパー。 骨には異常はなかったようで、大事には至りませんでした。 |
313 |
ゾロ
サンジ |
ケガ |
包帯を巻く。 |
一味に復帰しての初仕事。 彼のために闘ってくれたともいえる二人に、感謝の意も込めて‥。 |
318 |
ルフィ |
ケガ(重傷) |
包帯を巻く。 |
ノロノロの能力のせいで、かなりのダメージを受けた船長を手当て。 一味に対する強い思いを受け止め、彼もこの一味の船医として、 助けることができる喜びを感じていたことでしょう。 |
328 |
サンジ |
胸騒ぎ |
− |
ロビンを案じるサンジに対して、「診察しようか」と。 動悸のようなものなので、ある意味病気じゃないとも言い切れないかも‥ |
331 |
ウソップ |
全身のケガ |
包帯を巻く。 |
実際には1日程度とはいえ、10巻分近くの間見られ、 表紙にも何度も登場することになった包帯姿‥ お似合いといったら失礼ですが、特に印象に残るものですね。 仇討ちは3人に任せて、すぐに手当てしなかったのは、 彼も加わらなければ気が済まなかったのでしょう‥怒りの強さが分かります。 もちろん、早期処置の必要性がなかったことが一番ですが。 |
332 |
− |
治療を続けたかったチョッパーでしたが、 仲間でなくなった、と本人に拒否されてしまいました‥ |
||
333 |
薬や包帯などを
置いていく |
改めて治療をしようとしたチョッパーを止めたのはサンジ。 ウソップの気持ちを推し測り、治療は断念しましたが、 治療セットを残していきました。彼の優しさ、使命感が表れていますね。 |
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(358) |
ナミ
本人 |
ケガ |
− |
「治療してやんなきゃ」という強い思いはありましたが、 自身もボロボロで倒れてしまいました。 周りのセリフからすると、彼の手当てはGC社員が行ってくれた と思われます(359話では包帯を確認できませんが、360話までには しっかり手当てされていました)。 |
(364
〜) |
ルフィ
ゾロ |
ケガ |
? |
二人に再会してから、ロケットマンの車中まで、治療シーンはなし。 応急手当はした可能性もありますが、ともに好物で治してしまったのかも。 |
431 |
ソドム |
胸筋損傷など |
包帯を巻く。 |
巨体の傷の処置は大変だったことでしょう。 網膜の治療は手術しなくて済んだような表現でしたが、果たして? |
ゴモラ |
網膜損傷、
全身打撲など |
|||
その他
フランキー 一家 |
ケガ |
包帯を巻く。 |
あれだけの大人数の処置もしたようで、まったく頭が下がります。 初期治療は町の医師にも頼み、以後の処置は請け負った、ともとれますが。 |
|
483 |
ルフィ |
ケガ |
包帯を巻く。 |
ひと時の猶予の間(結果的に、ですが)にまず行ったのは、 ルフィの手当て。他のクルーに移る暇はありませんでした。 |
486 |
ゾロ |
全身のケガ |
包帯を巻く。 |
チョッパーも初めてみるゾロの姿‥深刻なダメージです。 想定外の疲労まで加わっているのですから、彼の治療にも限界が‥ とにかく長期療養が必要のようです。 |
その他
一味 |
ケガ |
包帯を巻く。
絆創膏を貼る。 |
それぞれに手当てが。 女性陣は軽傷で済んだようですね。 |
|
496 |
ルフィ |
食べ過ぎによる
腹部膨満 |
聴診+? |
腸の動きを診ておく必要あり、と聴診器で腹部の診察。 ま、ただの食べ過ぎで、特に問題はなかったのでしょうね。 |
503
〜507 |
はっちゃん |
ケガ(銃創) |
消毒、
包帯を巻く。 |
迅速な処置のおかげもあって、一命を取り止めたハチ。 その場での応急処置に、ぼったくりBARでの丁寧な手当てと、 ずっと付きっ切りで治療しています。 |