ワンピースを愛してるから !!!!

張り巡らされた伏線

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「ワンピース」を語る上で欠かせないのが、物語の随所に張り巡らされた伏線の数々。
一見あまり意味のないように思えることや、「?」と謎であることも、
物語が進んだ時、はっきりと意味のあるものであることが分かります。
その思いがけなさに驚かされ、練り込まれたストーリーにうならされるのが、
「ワンピース」の醍醐味の一つともいえるかと思います。

ここでは、それらについて調べてみることにします。
なお、ここでいう「伏線」は、上にもありますように、
初登場時には意味がないように思えて素通りしてしまうものや、
その事柄の意味が謎であるものに限定しました。

見知ったキャラクターが後に再登場するタイプのものは、いずれの段階でも意味がはっきり分かるものですし、
ひとつなぎの大秘宝「ワンピース」のように、明らかに物語の謎として提示されているものは特別なので、
それらは伏線には含めていません。

張られた伏線
回収された先
補足
話数
内容
話数
内容
モンキー・D・ルフィ →?
第154話「“D”の意志」、第180話「“D”の名を持つあなた達」など少しずつですが、「D」が持つ意味の重大さが明らかに。「ワンピース」とともに物語の最大級の謎ともいえる、この名前の秘密が解き明かされるのはいつ‥!?





24
クラハドールの
奇妙なメガネの上げ方
→33 “猫の手”で自分の顔を傷つけないためというクセが残っていたためでした。 ちょっとした仕草も、元海賊という正体を示唆していました。一番猫を被っていたのはクロ‥その不気味さがじわじわと伝わってきます。





50
「ベルメールさん」 →77 ナミが名前を口にした謎の人物は、しばらく後の過去話で明らかに。 常に気丈に振舞っていたナミが、独りになって初めて見せた弱き姿‥秘かにずっと支えにしてきたことが窺えます。後に彼女の運命の過酷さを知ることで、さらに重みが‥
92
(扉絵)
素顔を見せない海軍中将 →431 まさかまさかのルフィのじいちゃんでした。 素顔は本編での登場までお預け‥というだけでも納得できましたが、こんな重要人物だったとは!そっくりというわけでもないですが、二人、似てますもんね。ルフィが傷を作る場所に左目下を選んだのも、じいちゃん(&シャンクス)の影響なのかな、と考えてます。
100
謎の男ドラゴン
→142
432
まず「革命家」であることがわかり、さらにはルフィの父ちゃんであると判明。 記念すべき100話に意味深な感じで登場し、過去話の中で革命家と分かったものの、なかなか全貌が見えてこない謎の人物でしたが‥やっと最高クラスのキーパーソンとなろう身元が明らかに。
115
「狩り勝負だ」 →129 ドリーとブロギーの過去が描かれることで、きれいに現在とつながりました。 時間に大きさ、強さに心意気など、いろんなものからスケールのでかさが伝わってきましたね。巨人二人の関係とはだいぶ違いはあるものの、ゾロとサンジの仲も同じようなもの‥ともいえる‥のかな。
116
「でっけェ穴ボコ」
132
奇妙な形の山 →153 あの「ヒルルクの桜」の大切な要素‥幹となり美しい奇跡を作り上げました。 あんな形の山もあってもいい‥ルフィが登山する時の厳しさも印象づけられるし‥程度ではなかったんですね。華麗なる大変身にやられました。
133
たった5人の海賊団の
シルエット
→234 黒ひげ海賊団の全貌が明らかに。 ドラムの話の時点で、5人のキャラ設定が十分できていたことをうかがわせるシルエットですよね。
156
ボンちゃんとの出会い
マネマネのコピーゲットで、後に悪だくみに利用されることは予想できますが、それに伴いMr.プリンスの活躍の場、さらに「仲間の印」の必然性まで生まれます。友情を育むことで、砂の国脱出の鍵ともなったわけで、早い時期に巧みに組み込まれた出会いといえますね。
157
仲間の印
包帯が「印」だろうと、バロックワークスにも、読者にも誤解させておいてのX印!さらには、あの感動的な別れを演出する役割までも担っていようとは‥脱帽です。
エースの刺青 →596
(扉絵)
過去話でほぼ決まりと思われましたが、扉絵の泣かせる一枚で確定とは‥憎い演出です。 兄ちゃん、つづり間違えてるよ(笑)刺青でやっちゃったねー‥‥なんて単純に思わせるのも、それはそれでエースの人間味を感じさせるというか、完璧でない魅力というものを読者に教えてくれましたが、どうやらただの“ミス”ではないようで‥参りました!!万一後付けだったとしても文句はありません。
159
エースが渡した紙きれ →489 似たやり取りがローラとナミの間になされ、ビブルカードという特殊なものと判明。 間違いなく後に重要な役割を果たすと予想できましたが、こういうものだったとは‥思わぬ形で一つ謎が解けました。それにしても‥かなりの時を経たものでした!










180
「“D”の名を持つあなた達」 →392 過去話の中で、ハグワール・D・サウロとの出会いが描かれ、「‥達」という表現の理由が明らかに。 サウロとの出会いが描かれることで、最低一人はDの名を持つ人物と関わりがあったはず、という条件が満たされました。





211
「人2人かかえて」
「じゃあその“毒”ってのは」
→218 クロコダイル撃破後の地下聖殿でのやり取りが明らかに。 「人2人」はコブラとロビンであると想像できましたが、毒の中和に関しては、なぜか説明が少ないまま終わり‥と思いきや、こんな形で回想されるとは!
219
スカイピアの地図 →253 ジャヤの真の姿が明らかになって、改めて島の形状が意味のあるものと確認。 初めて見た空島の地図‥大きな島は三日月状で左右対称の在りがちなもの‥程度の印象でしたが、髑髏の上半分と分かって見てみたら、左の海岸は波状にまっすぐ、とその痕跡が。注意深く見ていても、片割れとはなかなか気づけないのでは‥?
220 「?」の物体 →239 空島ならではのウェイバーであると判明。 訳の分からないものを勘?で拾ってきたルフィ、さすがです。後に、スカイピアを救う大活躍をしてくれるとは、思ってもみませんでしたね。
221
「怪物」 →299 空に映し出された巨大なルフィ。後に「伝える」という重要な役割がちゃんと用意されていたんですね。 あまりに突拍子のない登場だっただけに、これから始まる「空島編」とは直接関係ないのでは?と深く考えませんでしたが、鐘の音とルフィとクリケットをつなぐ唯一無二ともいえるものでした。また、麦わらの設定もしっかり生きてますね。
222
223
ちょっと気になる男達 →234 黒ひげ海賊団メンバーであることが判明。 オーガー、バージェス、ドクQの3人は、それなりにインパクトのある登場の仕方だったのですが、海賊だらけの町を演出するための描写にすぎないと思ってました‥ですから私は、お恥ずかしいことに、ジャンプで読んだ際、彼らが海賊団集合の一コマで再登場しても、しばらく???状態でした。
225
「あいつら」

これに関しては、まだ絶対にこういう意味だとも言い切れないので、謎にしておきたいと思います。普通に考えたら、黒ひげの仲間のことを指しそうですが‥“異形”とされる黒ひげ一人に対するものなのかも!?
226
「Mouth Bay」 →253 ジャヤの真の姿が明らかになって、「髑髏の」口であることが分かりました。 現ジャヤの地図にある「Mouth Bay」‥島の形が向かい合った動物のように見え、その開いた口様の部分に記されていることから、納得させられていたのですが‥見事なミスリードです。(分断後につけられた地名だとしたら、そうはなりませんが、あの大きな湾全体を一つの「口」とする方が自然ですよね)
227
半分だけのクリケットの家 →251 黄金郷の行方、神の島の正体を知る重要な根拠となることに。 丁寧に、ゾロのセリフの「半分」の部分に点まで打ってくれてあったのですが、読者の目は必然的に、あのベニヤ造りの方に向いてしまうという巧みな手段でミスリード。見事にやられました。
228
「ウェイバー」 →239 実物に触れるができました(実際は名を知るよりも前に、手に入れていたわけですけども)。 ルフィが拾ってきた謎の物体がそうであるとは露知らず、これからの登場を期待していたわけですが‥、こうして三段階でつながっていたんですね。
229
「髑髏の右目に‥」 →253 ジャヤの真の姿が明らかになって、黄金郷の場所を示す重要な一文と判明。 ナミの地図を描く能力が真実を明らかに。伏線というよりは、提示された謎とその解決といった感じかな。
229
二つのシンボル →303 「べラミーのマーク」は、ドフラミンゴのシンボルであることが判明。 クリケットの黄金の略奪者を察する根拠となったマーク‥サーキースの胸にあったことから、べラミー海賊団のものとルフィら3人は認識。読者もほぼそう捉えると思うのですが、実はドフラミンゴのものだったとは‥海賊船の2種類のシンボル‥見た感じが異なるので、2パターンあるのだろう、という程度でスルー。船首がバネっぽい形状なのも、だまされた一因でした。それにしても、一味がその真実を知るのはいつでしょうか‥人間屋では余裕なく気づかず?or変に思ったかも?
230
黄金のサウスバード像 →290
 295
大鐘楼の台座の上部を飾るものの一体らしいことが判明。 「何かの造形物の一部」と推測するクリケット、大正解!詳しくは「クリケットが発見した黄金の像は‥」で。





254
メリーを直してくれたのは‥ →351 クラバウターマン、メリー本人でした! まったくそれらしき人物が思い当たらないまま、物語は完全に「サバイバル」の方へ‥謎が明らかになったのは、所変わって水の都にて。読み直して印象が大きく変わるエピソード。別れの予感‥切なさを感じてしまいます。





273
「大蛇の様子が変‥!」 →290 ノラの幼少期が描かれることで、「故郷」を思うが故のものと明らかに。 大きいことにも意味がありました。400年の時を経たという説得力も加わってます。
319
青キジが世話になった
ルフィの「じいさん」
→431 海軍中将ガープと分かり、職場でのことと納得。 「昔世話になって」というのも、そのままの意味でない場合もあるので、二人の関係ははっきりしませんでしたが、思った以上に早くスッキリできました。ガープの地位が大きく動いていないことも予想できますね。
322
海列車に立ち向かうカエル →357
375
過去にフランキーの行動を間近で見ており、それを真似してのものだったと判明。 水の都への案内役ともなったヨコヅナ。普通に海列車に出会うだけでも、十分インパクトはありますが、さらに感動エピソードも隠されていようとは‥後にココロとの会話で補足もされ、より分かりやすく。
322
酒飲みのココロ →358 酒を飲み出したと思われる時期が推測でき、そうせざるを得ない理由も同時に判明。 ただの酔っ払いキャラでは終わらない‥キャラ一人一人の「歴史」も丁寧に描かれている、という一例ですね。
329
フランキーの「念願のアレ」 →431 1コマ目、海列車の後ろに載せて運ばれてきたものこそ、その欲しかった宝樹アダム。一味への話もあり、丸く収まりました。 この伏線が張られた時は、高価だけどとんでもなくくだらないものなのかな‥と予想しましたが、フランキーが「実はいい奴」オーラを出し続けてきたので、何か実のあるものなのでは?と思い直しましたっけ。まさか巡り巡って、一味へのプレゼントになろうとは!





365
海列車内の仮面や仮装服 →367 突如現れたヒーローの誕生の秘密が想像できます。 第322話で“カーニバルの町”サン・ファルドについて、第325話で連日仮装カーニバルをやっていることについて、それぞれ先に出ていたのも利いていますね。
372
「パラージュ」 →495 忌まわしき顔を封印し、円満解決とするための最適な手段でした。 あの顔とはいえ、ワンゼに対して使用する必然性はそれほどない感じ‥しかし、再使用の機会があるとなれば、話は別‥事前にこの技を披露しておくことで、読者にも解決方法を予想しやすいよう、環境を整えてくれていました。










435
写真入手失敗 →494 似顔絵そのもの、デュバルの素顔に驚かされることに。 笑いのネタ+顔が割れていない有利さの利用(ボンちゃんの時と同様に)だと決めつけていましたが、さらにそっくりさんまで登場させてしまうとは!
440
「ダダン」 →582 ルフィ&エースの育ての親と判明。 村長のセリフから、ルフィの過去に関係する人物という推測はできましたが、その後少しずつ明らかにされていき、ついに過去話での登場につながりました。辺鄙なところにいて情報が入らない、と予想できましたが、その点も矛盾はありませんでした。さらに物語の本編にもつながっていくことは確実!?
454
「ナミゾウ」 →486 ローラがローラ(ゾンビ)の影の持ち主と判明するきっかけに。 あの場にいた者のみが知る、分かりやすい事実のおかげで、二人の友情が受け継がれることになりました。もちろん、他の気づき方もいろいろあったでしょうけど、あの自然と口に出た「ナミゾウ」、心に響きました‥
486
ガラスのバンド →527 実はキャプテン・ジョンの財宝のありかを示す、“トレジャーマーク”と判明! ルフィのただのオシャレと思いきや、バギーとの再会で意外な正体が明らかになりました。そもそも、スリラーバーク編でキャプテン・ジョン(のゾンビ)が登場したところから、既に伏線は張られていたと言えそうです。
497
マスクをする天竜人 →521 分かりやすい特徴は、天竜人という連中を強く印象付け、今後一味が説明なしに認識できるための、大事な要素となってくるはず。 特異な格好は同じ空気を吸わないように、という理由なのですが、誰が見ても一目で分かることから、ルフィ達にとっても、見分けやすい「敵」となっていきそう。
522
新聞に載ったバギー →525 何をやらかした、キャプテン・バギー!?捕まって、大監獄へ‥すぐ後にルフィと行動を共にすることになろうとは! 私は読み込みが甘く、ここまで気づきませんでした‥事前に見つけた人は感動体験できたでしょうね。細かいところまで張られている伏線に脱帽です。
549
「おれ達は絶対に‥」
ルフィ&エースという二人の絆が強く描かれてきたため、もう一人の存在は考えてもみませんでしたが、過去話でのサボの登場により、これらの伏線がきれいに回収されました。
558
わずかに見える
3つ目の杯
→585 よ〜く見なければわからないほど端に描かれた3つ目の杯は、もう一人の兄弟、サボのものでした!
574
「サボ」 →583 ルフィ&エースの過去話で登場、大切な人の名前でした。

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