カボチャは絆の象徴の野菜
ガン・フォールがシャンディアとの交渉の場で、怒れるワイパーに言ったセリフ、
「吾輩… カボチャのジュースが… 好物である !!!」
あの場面ではKYともいえるもので、
ワイパーでなくても、キレてしまってもおかしくはないでしょう。
彼は何故、あんな場違いな言葉を発したのでしょうか。
その正確な意図を理解するのは、かなり困難かもしれません。
私の独断の解釈としては‥、
場の雰囲気を和らげるつもりがあったとか、
カボチャのジュースを飲んだ時のように、
穏やかな気持ちになろうじゃないか、という語りかけであるとか、
お互いを理解することが大切、という意味があるとか、
真面目にただ好物を教えているとか、
いろんな意味が込められているのかな‥という感じで、
尾田先生がそう言わせた真意を、はっきりつかめてはいません。
ただ、ガン・フォールが知らない可能性こそ高いものの、
カボチャは、ノーランドがシャンディアに伝えた野菜。
違いある二つの民の間の絆の象徴ともいえるものです。
「カボチャが好き」というセリフには、
「大地」が好き、シャンディアが好き、友好・平和が好き‥
という意味も無意識に込められているでは?と考えています。
カボチャのジュース‥確かに、そんな役割を果たすのには
うってつけといえるような優しい味だと思います
(‥スープでしか飲んだことはないので、想像ですみません)。